<第百四十四回:問題と解答>
[出題日:2004.3.22(月)  解答発表日:2004.3.26(金)]

[問題]
 高木さんはX保険会社のベテラン外交員です。会社からは歩合制で報酬の支給を受け、事業所得として毎年確定申告をしています。さて、高木さんは友人から「事業主は一定以上の収入になると消費税を納める必要があるらしい」ということを聞いたようですが、次のうち正しいのは?
@給料には消費税はかかっておらず、当然預かる消費税もないので納税義務はない
A友人の言う通り、納税義務が発生する
                        <出題者:うど>

[正解]A
 消費税法では、事業者が事業として対価を受けて行う役務の提供は消費税がかかる取引である、と定められています。所得税法上給与所得となるもの(一般のサラリーマンの給料)には消費税はかかりませんが、高木さんは事業所得として申告しており事業主であるため報酬に消費税がかかります。