須田邦裕の「今月の一押し!!」
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2004.09.13 今回の一押しは「すずちゃん」だあ!
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今年の夏は暑かったですね〜。ほんとーに暑かった。暑かったけれども、しかし9月になるとちゃんと秋が来るところがすごい。ここのところ、朝晩は虫の鳴き声の大合唱に救われる思いです。というわけで今回は虫にちなんだ秋らしいお話を少し。 私は月に1,2回、決まって土曜日に関越自動車道をぶっとばしております。それはゴルファーに変身するからなのですが、このコーナーをご愛読下さっている皆様は先刻ご承知のとおり、目的地は群馬県にある伊香保カントリークラブというコースです。 その日以来、鈴虫くんは我が家の家族となりました。私はこの子たちに「すずちゃん」と名前を付けてかわいがっております。梨の芯、トマトのへた、キャベツのかけらなど、毎日メニューを変えてごちそうを与えます。そのせいか、よく鳴くんだなー、これが。 聞くところでは、 鈴虫の寿命はわずか100日程度とのこと。鳴くのはその最後の20日間だけで、産卵期に入ったメスは、鳴いているオスを食べてしまうんだとか。きゃー恐いー。虫の世界も、人間と同様、女の方が強いんだなー、なむあみだぶつなむあみだぶつ。幸いにして我が家ではまだその惨劇を目にしていませんが、卵をたくさん産んでくれたら面白いなと思っています。 そして動物ではなく人間の子供を飼う?ようになり、その子たちが成長するにつれて、再び動物たちとの付き合いが始まりました。 カブト虫もやりましたよ。「カブト虫のつかみ取り」というのに行って10匹くらいもらってきたのがきっかけで、金魚を飼っていた大きな水槽に腐葉土を入れて、毎日スイカをやりました。この水槽をしばらく放っておいたら、その腐葉土がだんだん減っていくのに気がつき、ある秋の日曜日にこれをひっくり返したら中から白い幼虫がゴロゴロ出てきたのには驚きました。 アマガエルも飼いましたね。田舎の田んぼで捕まえたアマガエルを家に連れてきたのですが、餌に困りました。図鑑などを調べたらカエルは動くものしか食べないとのこと。そこでペットショップに行き、小鳥用のインチウォームとかいうイモムシを買ってみました。 もちろん犬だって飼いました。メスの雑種のみみちゃんです。子供が「絶対世話する〜」というので知り合いの方から頂いてきたのですが、案の定だまされました。雨の日も雪の日も、毎晩私がコンビニに行くついでに散歩させました。あの頃は子供も小さく、私にはいろいろな意味でゆとりがありませんでした。今ならもっと可愛がってやれたろうなと、みみちゃんには少し申し訳ない気持ちがありますが、幸か不幸か、我が家を建て替えることとなったときにみみちゃんは田舎のおばあちゃんの家に預けられたのです。 そんなこんなで私は結構いろいろな動物を飼ってきました。そして一番手間のかかった人間の子供たちも、大きく成長して巣立ち始めています。なんだかまた淋しくなってきて、アイフルのCMのおとーさんのような心境です。また犬飼いたいなーーー。でも今の生活では無理だしなーーーー。というわけで今日もすずちゃんで気を紛らわせています。そんなわけで今月の一押しは鈴虫の「すずちゃん」でした。 リーンリーンとほんとにいい声だよ。ちょっとうるさいけどね。
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