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□□今週の一言□□
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みなさんおはようございます。連休も終わり今日からまた頑張りましょう!と言いたいところなのですが、昨日は体育の日でしたので、久々に運動をされて、なかなかうまく体が動かない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
普段は忙しくてなかなか運動をする機会がない人でも、健康管理のためにもぜひ継続して運動はしたいものですね。
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□□今週の税務豆知識□□
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民法や商法には「時効」という期間を制限する制度があり、一定期間が経過すると法律上の権利や義務は消滅します。当然、税金も法律に従って課税されていますので時効のように期間を制限する制度はあるのですが、これについて税法は、税務署が職権で税金を確定できる期間と税金を徴収できる期間のそれぞれについて規定しています。
税務署が税金を確定できる(すなわち税務調査などにより納税額を追加・変更できる)期間については、原則としては申告期限から3年までなのですが、税金の還付が受けられるケースでは申告期限から5年、悪質な脱税があった場合には申告期限から7年までそれぞれ延長されています。また、税金を徴収できる期間については、原則として納期限から5年までなのですが、同じく悪質な脱税があった場合には申告期限から7年まで延長されています。このため税務上は、最長7年さかのぼって追徴課税される可能性がありますので、帳簿書類も7年間は保存しておかなければならないのです。
なお、平成15年度の税制改正により相続時精算課税制度が設けられましたが、この制度を利用した場合には事実上時効は存在しないものとなり、通常の相続贈与についても6年に延長されることになりましたので、注意が必要です。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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[エクセルの話、再び]
友人に「エクセルにランダムに入力したデータを並べ替えるにはどうすればいい?」という質問をされました。タイムリーだったので今回は久しぶりにエクセルについて書くことにします。
並べ替えたい表やデータの中のセルを選択した状態で、ツールバーの「データ」から「並べ替え」をクリックします。そうすると最大3項目の優先順位がつけられ、昇順か降順かが選択できます。数値、アルファベットはもちろん日本語もあいうえお順に並べ替えられます。ただし、漢字の場合は訓読み順(例えば「岩」は「ガン」)に並べ替えられてしまうので注意が必要です。これを使ってデータに順位をつけたり、コード順に並べ替えたり用途に応じた表を作ることが出来るようになります。
また、表の先頭行に項目(例えば「得意先名」とか「金額」など)を作っておいて、「並べ替え」の下にある「フィルタ」を選び「オートフィルタ」にチェックを付けると、項目の横に三角マークのボタンができます。このメニューの中から選べば、トップテンを抽出したり、欲しいデータを簡単に取り出すことが出来ます。
さあ、みんなで出来るオフィスワーカーを目指すのだ!
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□□今週の税金クイズ□□ 正解は次回発表しますねー。
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[問題]
税金を少なく申告した場合には本来の税金との差額について、過少申告加算税という税金が追徴課税されるのですが、還付金を受けた場合にその後この還付金が減額されたときは、その減額された部分について過少申告加算税は追徴課税されるのでしょうか?
@ 追徴課税される
A 追徴課税されない
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
岩崎商事鰍ナは、福利厚生費勘定に次の支出を計上しています。その処理に問題はないでしょうか。
@ 役員だけが参加したゴルフ旅行費用 30万円
A 社長がその家族と行った温泉旅行費用 20万円
B 業績のよかった社員に支給した商品券代 10万円
[正解]
@ 交際費に計上するのが正しい
役員だけなど社内の特定の人のみが参加した慰安行事費用等は、通常の慰安行事の範囲を逸脱するものであれば交際費に認定されます。
A 役員報酬に計上するのが正しい
役員が個人的に負担すべき費用を会社が支出した場合には、その金額はその役員に対する賞与とされます。したがって役員報酬勘定に計上して適正な源泉徴収をしなければなりません。
B 給料手当に計上するのが正しい
商品券は現金と何ら変わりありません。したがって事例の場合には賞与の支給として取り扱われます。
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☆今週号の編集責任者は 泉麻里子 & 山口隆司 でした。
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