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□□今週の一言□□
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おはようございます。今年最後のメルマガとなりました。今年1年を振り返ると本当に色々なことがありました。オリンピックで日本中が沸いたかと思えば、自然災害で各地に大きな被害が生じました。来年はどのような年になるのでしょうか?何はともあれよいお年をお迎え下さい。
なお、来年のメルマガ配信の初日は、1月11日となります。それまでに税金クイズの答えが知りたい!という方は須田会計のHPをご覧下さい。
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□□今週の税務豆知識□□
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去る12月15日に与党税制改正大綱が発表され、新聞やテレビはこれぐらいの所得の家庭ではいくら税負担が増えるなどとしきりに取り上げています。メディアが取り上げるのも無理はなく、今回の改正では去年に引き続き、個人に対する増税傾向が強く出る結果となりました。
その中でも今回の改正の目玉となったのは定率減税の縮小です。この定率減税とは、税制上の特例措置として1999年に景気対策のため小渕内閣によって導入されたもので、所得税の年税額からその20%相当額(上限25万円)が控除され、同じように住民税の所得割額から15%相当額(上限4万円)が控除されるというものでした。
しかし、今回の改正でその優遇措置が縮小され、平成18年の所得から所得税に関しては年税額の10%(上限12.5万円)、住民税に関しては所得割額の7.5%(上限2万円)が定率減税の額となります。
この定率減税は最終的には廃止の方向で検討が進められていますが、今回はとりあえず廃止の時期は明記せずに、「今後の景気動向を注視し必要があれば見直しを含め、その時々の経済状況に機動的・弾力的に対応する」とされました。
これからの日本の景気の善し悪しにより私たちの生活に直接影響を及ぼす税制改正を、この先しっかりと見守っていきたいものです。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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[ヒアルロン酸について]
この冬は観測史上5番目に暖かいと言われていますが、とはいえ、冬ですからやっぱり肌は乾燥します。加齢によっても肌が持っている水分量は減っていくため(特に女性が激しく、女性の20代と男性の50代の水分量がほぼ同じだと言われています。ちょっとショックですね)、ますますもってがさがさ感は増します。
そんな時に重宝するのが「ヒアルロン酸」。最近はよく耳にしますし、「ヒアルロン酸」を含んでいる化粧品も多数発売されているので、乾燥には「ヒアルロン酸」と覚えている方も多いと思います。この「ヒアルロン酸」は、皮膚の真皮部分に多く含まれ、水分を保持してくれます。水分が外に逃げていかないので、肌の乾燥を防げる訳です。
ここで一言皮膚組織について。皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層に分かれ、このうちの「真皮」の部分は水分を多く含み、他にコラーゲンやエラスチンなどもあって、肌のハリや弾力に影響を与えています。
赤ちゃんのぷりぷり肌には、こんな成分がいっぱい含まれているのですね。
初めにも書いたように、加齢と共にこれらの成分は失われていきます(これはどうしようもないことです)ので、外から補うことが必要になるのです。飽くなき美への追求ということだけではなく、自然的な理由からも化粧品は女性にとって必需品といえるのです。
ちなみにこの「ヒアルロン酸」、鶏のとさかに多く含まれているそうですよ。
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□□今週の税金クイズ□□ 正解は次回発表しますねー。
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[問題]
私は、妻と二人でラーメン屋を営んでいます。この一年ほとんど休みなしに働いてきたので、このたび事業専従者である妻と二人で福利厚生の一環として1泊2日の温泉旅行に行ってきました。
さて、この旅行費用は事業の経費とすることができるでしょうか?
@できる
Aできない
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
年末調整で息子のバイト代が103万円超えてるから扶養には入れないよね?などの話はよく耳にしますがこんな場合はいかがでしょうか。小林さんのお父さん(無職60歳で小林さんに養ってもらっている)は趣味で所有していた日本刀を骨董屋に80万円で売りました。儲けは45万円(売却代金から日本刀の購入代金30万円と売るためにお店に支払った手数料5万円を差し引いた金額)。さて小林さんはお父さんを扶養親族にすることができるでしょうか。
ヒント:扶養親族にするためには合計所得金額(簡単に言えばその人がいくら儲けてるかで判断しますが、バイト代なら103万円から給与所得控除額65万円を引いた金額、雑所得などなら収入から必要経費を引いた金額)が38万円以下であることが要件として考えてください。
[正解]できます。
実は日本刀などの骨董品や30万円を超える貴金属を売った場合には特別控除があります。しかも50万円も。本問の場合には儲けは45万円ですがそこから45万円(儲けを限度としますので50万円全額は引けません)をさらに引くので合計所得金額は0円。ですから扶養親族にできるのです。
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