◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  須田会計事務所メールマガジン      000170   2006.01.30発行
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

─────────────────────────────────
 □□今週の一言□□
─────────────────────────────────
 おはようございます。寒い日が続きますが、来月も相変わらず平年より寒いという予報が出ているようです。風邪予防にうがい・手洗いはしっかりやりましょう。しっかりやっていたにもかかわらず私(小峰)は風邪をひいてしまいましたが・・・皆様お気をつけ下さい。明日で1月も終わりです。頑張っていきましょう。

─────────────────────────────────
 □□税務豆知識□□
─────────────────────────────────
<給与明細に注目>
 皆さん今月の給料はもう支給されましたか?給与明細の中で昨年とは違っている点がありますが、お気づきでしょうか・・・。給料から差し引かれる源泉所得税が昨年より増えているはずです。税制改正で定率減税が縮小されたことにともない、今月から給料から天引きされる源泉所得税が増えてしまいました。例えば給料の額面が400,000円(社会保険料は考慮せず、扶養している家族は2人とする)とすると、税額は昨年までは14,370円でしたが今年からは16,160円に増えています。
この月給から天引きされる源泉所得税はどのように計算されるかというと、社会保険料を差し引いた後の給料の金額とその人が扶養している家族数によって決定(賞与の場合は少し方法が違います)され、年間の源泉所得税を合計するとその人がその年に負担すべき所得税の額(年末に年間の収入金額が確定して初めて正しい所得税の額が計算されます)にほぼ近くなるように計算されています。そのため、定率減税縮小による増税分が毎月の源泉所得税に上乗せされているわけです。ただ、給料から引かれる社会保険料以外に自分で支払う生命保険料などは源泉所得税の計算上考慮されていませんので、年末調整で生命保険料を加味して年間の所得税を再計算し月々の源泉所得税の合計額とのズレを調整します。このため、その年に生命保険料などを支払った場合は年末調整でほぼ間違いなく税金が戻ってくるわけです。
年末調整で税金が戻ってきたとしても、今年は結局のところ定率減税の縮小分だけ年間の負担額が昨年より増えることになります。年の最後に税金が戻ると増税という印象は薄れてしまいそうですが・・・。負担が増える分を皆さんどう捻出しますか?飲みに行く回数を減らすとか?

─────────────────────────────────
 □□あれやこれや一口コラム□□
─────────────────────────────────
[赤い疑惑]
 以前にも書きましたが、うちにはチワワがいます。チワワの顔はアップルフェイスという言葉で表されるように、丸くてべちゃっとつぶしたような顔つきが特徴ですが、うちのは鼻というか口ばしというかが長く、凛々しい顔つきをしています。更に毛色が黒なので、初対面の人には大抵男の子と間違われます。チワワの理想体重は1〜2Kgといわれますが、うちのは2.6Kgもあります。獣医に聞いたところ太っているわけではなく、体が大きいだけといわれました。チワワにはロングコートという長毛種とショートコートという短毛種があります。うちのはロングコートのはずなのですが、あまり毛が長くありません。精悍な顔つきで短髪で背丈が大きいなんて人間なら宝塚の男役だね!なんてバカなことを言っている場合ではありません。本当にチワワ?という疑いが頭をもたげてきました。
 もしかしたらこの顔つきは柴犬とのミックス?いやいや毛が短いからミニチュアピンシャーか?などと言っている間に決定的な事件が起こりました。よく道ですれ違うチワワがいるのですが、その子はうちの犬よりも年上のはずなのにうちの犬よりもずっと小さいのです。思わず「あんたこんなに大きいなんてチワワじゃないんじゃない?」とからかったら、瞳を潤ませながら悲しげにこちらを見上げるではありませんか!偶然かもしれないけど。し、しまった。これはこの疑いを晴らしてあげなければ!って自分がかけた疑いだけど。というわけでにわか探偵誕生です。
 そういえば血統書は後日送りますといわれたのにまだこない。登録申請、発行、郵送の日数を考えてもすでに生後7ヶ月だから遅すぎる。本当にミックスで血統書が無いのかもしれないと思いながらペットショップに催促して待つこと数日。ちゃーんと届きました、血統書。すごい装丁でもされてるのかと思ったら紙切れ1枚のそっけないものでしたが、中身は父方母方の曽祖父母まで載っていてなかなか立派なものです。とにかくこれでミックスチワワの疑いは晴れたわけです。じっくり中身を見てみると、母方のおばあちゃんのお父さんはチャンピオン犬でした。凛々しい顔つきはこの血のせいかな。それに母方のおじいちゃんのお母さんはなんとショートコートでした。毛が長くないのはこの血筋かも。私など足元にも及ばない良家のお嬢様でした。血統だけは。
 紙を破って遊ぶのが好きで、しかも高級な紙ほど好きなうちの犬。せっかく届いた血統書を破ってやるとばかりに狙ってます。まあ雑種だろうが純血だろうが大事なうちの家族であることには変わりないのでいいんですけど。

─────────────────────────────────
 □□今週の税金クイズ□□  正解は次回発表しますねー。
─────────────────────────────────
[問題]
 Aさんは父親を亡くし、財産を相続することになりました。Aさんは、銀行の預金2,000万円、時価2,000万円の三鷹市の土地、そして時価5,000万円の小金井市の土地を相続しました。その結果、Aさんが負担すべき相続税が2,000万円と計算されました。さて、Aさんは「2,000万円の預金で税金は払えるけど、払ってしまうと現金が残らないなあ。なんとか現金を残したいんだが・・・」と考えていますが、Aさんが選択できる方法は次のうちどれでしょう?
@物納という制度を利用して、預金の代わりに三鷹市の時価2,000万円の土地をもって相続税を納める
A物納の制度は利用できないが、延納という制度を利用して相続税を分割払いにする
B2,000万円の預金をもって相続税を一度に納める(物納も延納も利用できない)

─────────────────────────────────
 □□先週の税金クイズの解答発表!□□  
─────────────────────────────────
[問題]
 次の3人は全員サラリーマンです。このうち平成18年に確定申告しなければならないのは、ずばり誰でしょう?
@平成17年中にX社からの給与1,990万円、原稿料15万円の収入があった鈴木さん
A平成17年中にA社からの給与400万円、B社からの給与20万円の収入があった山田さん
B平成17年中にY社からの給与150万円、家賃50万円(この収入にかかる必要経費は15万円)の収入があった中村さん

[正解]B
 確定申告をしなければならないサラリーマンは次のとおりです。
(1)その年中の給与の収入金額が2,000万円を超える人
(2)2ヶ所以上から給与を受けている人で、主たる給与の支払者以外の者から支払いを受ける給与の収入金額が20万円を超える人
(3)給与所得および退職所得以外に20万円を超える家賃や雑所得等の所得がある方
 したがって、給与以外の家賃収入が20万円を超える中村さんだけが、確定申告をしなければなりません。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
☆今週号の編集責任者は 小峰崇志 & 泉麻里子 でした。
☆須田会計事務所のホームページも是非ご覧下さい。URLは
 http://www.suda.gr.jpです。
☆本メールに関するご意見・ご要望を是非お寄せ下さい。アドレスは
 mail@suda.gr.jpです。
☆アドレスの変更や配信中止についても上記のアドレスまでご一報お願いします。
☆本メールに返信されましても対応できませんので、ご了承下さい。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲