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□□今週の一言□□
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おはようございます!間もなく8月です。夏本番です。夏バテ防止をかねて今が旬の魚を召し上がってみてはいかがでしょうか?地域によって差はあると思いますが、アジやスズキ、穴子がおいしいそうです!
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□□税務豆知識□□
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[ゴルフクラブの入会金]
少し前のことですが、友人に誘われてゴルフの練習場に行きました。生まれて初めての経験だったのでボールは正面に飛んでくれないし、空振りもたくさんしました。しかし、静かなところで、いろいろな年代の方がもくもくと練習する姿は非常に紳士的だなあ、とひそかに思いました。今週の豆知識は、法人がゴルフクラブの入会金を支払った場合の取り扱いについてお話します。ゴルフへの招待は得意先等の接待のために行われるものであり、業務の遂行上必要なものと考えられています。ただし、入会の形態ごとに処理方法が異なります。
@法人会員として入会する場合
ゴルフクラブの会員権は転売することが可能であり、また、時の経過により価値の減少するものではないと考えられているので、無形固定資産等の資産に計上します。
ただし、特定の役員や従業員が、法人の業務と関係なく利用する時は、個人が負担すべきものを会社が肩代わりしただけにすぎないため、これらの者に対する給与として取り扱います(所得税の源泉徴収が必要です)。
A個人会員として入会する場合
明らかにその名義人である役員や従業員が、個人的に利用するためのものとみられるため、これらの者に対する給与とすることが原則です。しかし、ゴルフ場によっては、法人会員制度がないため、個人会員として入会し、会社がその入会金を支払う場合もあります。このようなときは@と同様に資産に計上することができます。
B他人から会員権を購入した場合
購入対価のほか、名義書換料も含めた金額を、法人会員又は個人会員の取得の形態に応じ、上記@又はAの取り扱いを適用します。
その他、プレーする際にはプレー料が発生します。得意先の接待など法人の業務の遂行上必要なものであるときは交際費に該当し、個人的な目的のためのプレー料はその役員又は従業員の給与に該当します。交際費は、原則損金にはなりませんが、資本金1億円以下の法人については支払った交際費のうち年400万円までの金額の90%が損金になります。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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<コストパフォーマンス>
国分寺駅北口から北へ徒歩5,6分行ったところに、ちょっと寂れた(ごめんなさい)洋食屋さんがあります。
そこが最近のお気に入りで、旦那と毎週のように通っています。
「安くておいしいボリュームタップリの店」のキャッチフレーズに偽りなし。一番高いメニューが980円。単品であれば、700円でお釣りがきます。最初の一品を頼んだあなたは、その量の多さに目を丸くすることでしょう。全品サラダ付き、メニューによってはさらにスパゲッティ添え。そしてふんだんなメイン。もし、食欲に自信のない方は、ライスは小にして、セットものはやめておきましょう。通常「○○セット」と銘打って、ハンバーグとオムライスと海老フライがセットになっているのは、少しずつの量を集めて一人前にしました的なものが多いですが、ここのセットはそれぞれの量が一人前分。とても食べ切れたものではありません。ちなみに、大盛はただでも、小ライスは50円引きです(ちょっとセコかったかしら)。
二人や三人で行って、それぞれ別メニューを頼んでみましょう。注文を受けるや、店主が黙々と作業を始め、絶妙なタイミングで同時に仕上げます。同じものを一気に作るのではなく、あくまでもテーブル毎。カツや唐揚げなどの揚げ物は、注文を受けてから揚げるので、サクサクしてるそうです(旦那談)。
でも、そこのお気に入りポイントは、「安くてボリューム満点」なところだけではないのです。とにかくコストパフォーマンスが高い。メニューを見るに、材料として約10種類ほど(サラダ、みそ汁は除く)。そのメニューだけの材料というのは存在せず、また、その材料から、よくこれだけの毎日食べても飽きないメニューが作り出せるものだと、感動すら覚えます。よくありがちな、「中華、定食、すし」という看板を掲げ、何屋なのかすらよく分からない、儲からない原因がその材料の多さにある店とは一線を画しているのです。飲食店で成功させたいなら、単品で勝負するのが一番だとは、よく聞く話ですよね。
これだけコストを重要視しているからこそ、セットもののためだけの仕込みはしないんですね。
先日、ある有名な洋食屋さんでランチを食べたのですが、そこは何とオムライスが単品で1,680円。ランチには高額だったのだけど、せっかくなので清水の舞台から飛び降りてみました。
卵はふんわり、具もたっぷり、見た目もソースも申し分なし、とてもおいしく頂きました。ですが、やはり、これだけの金額を支払ったのだから、このぐらい当たり前よね感は否めなかったのです。私って、どこまでいっても庶民。高くてうまくてサービスの良い店よりも、安くてうまくてコストパフォーマンスの高い店。これに限ります。
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□□今週の税金クイズ□□ 正解は次回発表しますねー。
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[問題]
渇焜哩Y商事では、新製品の宣伝のためにコマーシャルソングを作成し、今期中にテレビで放送を始めました。このコマーシャルソングの作成のために支払った費用は法人税法上どのように取り扱われるでしょうか。
@著作権として資産に計上し、減価償却する
A著作権として資産に計上するが、減価償却はしない
B広告宣伝費等の費用になる
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
通常の一般的なリース取引を行った場合、リース資産に課される固定資産税の納税義務者は誰になるでしょうか?
@貸手であるリース会社
A借手であるユーザー
[正解]@
固定資産税の納税義務者は固定資産の所有者になりますので、リース取引の場合には所有者であるリース会社が固定資産税の納税義務者となります。ただし、譲渡条件付リース取引等の一定のリース取引(所有権移転ファイナンスリース取引)に該当する場合には、借手であるユーザーが納税義務者となります。
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☆今週号の編集責任者は 山口拓也 & 谷村和美 でした。
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