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□□今週の一言□□
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おはようございます。朝から宣伝で恐縮ですが、私、須田の新刊書「会計事務所の仕事がわかる本」が日本実業出版社から発売となりました。会計事務所の仕事について解説する画期的な新作だ!と本人は言っております。会計事務所に関係ある人もない人も、どうか一度手にとってお読みくださいませませ〜。
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□□税務豆知識□□
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<納める税金の経理処理>
会社が納める税金には、法人税、消費税、印紙税、固定資産税などさまざまな税目がありますが、これらは経理処理上「租税公課」という勘定科目で処理するのが一般的です。ただし税目によっては、下記のように経理する方がベターなものもありますので、ご注意ください。
1.消費税
消費税は、期中の取引を税込みで処理している場合には、中間納付する税額を「租税公課」で処理し、確定納付額は相手勘定を「未払金」または「未払消費税」などとして、やはり租税公課勘定に計上します。
これに対して税抜き経理をしている場合には、期中にお客様等から預かった消費税額は「仮受消費税」勘定に、自ら支払った消費税は「仮払消費税」勘定に集計されています。そこで中間申告で納付した税額は「仮払金」勘定に計上しておき、決算期末において「仮受消費税」から「仮払消費税」と前記の「仮払金」を控除して、その残額を「未払金」または「未払消費税」とします。ただし納税額の計算における端数処理などにより、控除後の残額と確定納付額との間に差額が生じたときは、その差額は雑収入または雑損失などの勘定で処理します。
2.法人税等
法人税や法人住民税などは、非公開企業では納税時に「租税公課」で経理する事例も見られますが、確定申告による税金の納付はその事業年度の翌期になってから行われるため、この方法だと利益の出た次の事業年度の租税公課勘定が大きく膨らんでしまう、というデメリットを生じます。そこで決算において、今期の利益に対する法人税や法人住民税等を「法人税等」または「法人税等充当額」という損失勘定に計上し、相手勘定を「未払法人税等」または「法人税等充当金」として経理する方法が行われます。この方法ですと、利益と税金が比例的な関係にあることが一目瞭然となり、表示上も合理的な方法と言うことができます。ちなみに「法人税等」という勘定は、損益計算書上は「税引き前当期利益」と「税引き後当期利益」の間に表示されます。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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<血液型〜自分の説明書>
「×型自分の説明書」という本が人気です。私自身、血液型に関する本は数あれど、ここまで端的に表現しているものはなかったのではないか、というぐらいにはまってしまった一冊です。いろいろな本屋さんで平積みになっているので、ご覧になった方も多いと思います。
著者「Jamais Jamais」さんは、ご本人は「B型」で、まず「B型自分の説明書」を執筆なさったところ、これが思いがけず大反響。「他の血液型の本も出して欲しい」という要望に応え、今年に入って「A型自分の説明書」、「AB型自分の説明書」を出されたようです。「O型自分の説明書」は今月発売予定ですので、お楽しみに。
週間ベストセラーになっていたこともあり、どんなもんかと某書店にて中身を確認(この時点で、「O型」ではないことが判明)。あまりの面白さに、ニヤニヤ、ニタニタ、頷いてる自分に気づき、恥ずかしくなって、途中まで読んで、そのまま置いて帰ってきてしまいました。そういえば、「外では2人以上で読むこと。誰かがいないと恥をかきます」って書いてあったっけ。。。納得。
先日、美容院へ行った際に、このことを話したところ、「ありますよ」と持って来てくれ、担当の美容師さんが同じ血液型だったこともあり、二人で大盛り上がり。やはり、「そうそうそうそう」と言い合える存在はデカかったです。待ち時間もあったので、そこで読破。でも、結局買っちゃいましたけど。
書かれている中で、一番自分の血液型を表しているなぁ、と思ったヒットがこれ!
−去る者は追わない。どーぞどーぞ。さよーならー。
−来る者は拒まない。おいでー。そこのラインまでね。
もう「そこのラインまでね」ってのが、とにかくウマい。眼にした瞬間、「これだよ、これ!」と思わず叫びたくなりました。そして、
−誰かが自分のコト好きと知ると、その人は「恐い人」になる。
−近づいて来るほど遠ざかってゆく。こっち来んなっ。
もあまのじゃくな性格(人は好きだし、人には好かれたいと思ってるんですけどね)をうまく表現してるし、
−裏表のあるやつが大嫌い。自分は当然たなあげデス。
の「自分たなあげ」は、基本です。
しかし、常に変人扱いされているのに、こんなこと書いたらますます、って感がなくもないですが、そこはまず最初に、自分の血液型が好き、って書かれるくらい好きなのでご愛敬!?。皆さんも、一度目を通してみて下さい。ウケること間違いなし、です。でも、立ち読みにはくれぐれもご注意を!!
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□□今週の税金クイズ□□ 正解は次回発表しますねー。
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[問題]
秋山さんは、今年新たに賃貸マンション(全室2DKの住宅)を1億円で建設し、消費税込み1億500万円を建設業者に支払って不動産賃貸業を開始しました。そこで秋山さんが建設費にかかる消費税の還付を受けるためには、どのような手続を取ればいいでしょうか。
@消費税の課税事業者の選択届出をする
A消費税の簡易課税制度の選択届出をする
Bどのような方法をとっても還付は受けられない
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
消費税法上、不特定多数の者に資産の譲渡対価を表示する場合には消費税込みの金額で表示しなければなりません。
さて、問題です。ネットオークションの出品者が消費税の課税事業者だった場合、現在表示されている入札金額に消費税は含まれているのでしょうか?
@表示されている金額が総額で税込み
A表示されている金額は税抜き
B表示金額のみではわからない
[正解]B
競売(オークション)方式における入札価格の表示は対価の表示ではなく、いわゆる希望価格・参考価格と考えられるため、総額表示義務の対象となりません。従って、オークションで終了時に表示される最高落札価格は、税込み・税抜き両方の場合があります。
現在のネットオークションでは、システムの運営者により、消費税は出品者負担とする旨を定めている場合・出品情報に明記することにより別途徴収を認めている場合などがありますので、出品や入札の際にはご注意を。
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☆今週号の編集責任者は 須田邦裕 & 谷村和美 でした。
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