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□□今週の一言□□
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先週は節分がありましたが、まだまだ春の訪れとはいかないようです。我が家でも豆まきを行い、その後に豆を食べました。年の数だけ。最近は、年々食べる豆の数が増えていくことになぜか悲しさを感じるようになってきました・・・ですが、イソフラボン効果を期待して今週も頑張っていきたいと思います。
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□□税務豆知識□□
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<定額給付金と税金>
昨年10月、麻生首相が経済対策の一環として実施を発表した定額給付金。1人当たり1万2千円(本年2月1日現在で65歳以上と18歳以下の場合は2万円)、総額2兆円規模の給付金が支給される見込みです。その経済効果はさておき、今回は税法上の取り扱いについて説明したいと思います。
このような給付金を受け取った場合、所得税法上は原則的に「一時所得」として所得税の課税対象になります。一時所得は営利目的の継続的な行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務提供の対価や、資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得とされており、定額給付金はこれに該当することになるからです。
ただし、一時所得は最高50万円の特別控除があり、さらに控除後の2分の1の金額を給与所得など他の所得と合計するとされているため、給付金以外の一時所得がなければ、所得税は課税されません。
しかし、定額給付金が課税対象であることは変わりないため、平成21年度の税制改正では所得税および住民税を課さないとする規定ができることになりました。この法案が可決されたならば定額給付金は非課税所得となり、所得税・個人住民税は課税されないことになります。
この定額給付金、現在、支給に向けて実施主体である各地方自治体が具体的な準備を進めており、支給と連動する形でさまざまな景気対策を計画しています。その中でも購入価格に一定額を上乗せして買い物ができる「プレミアム付商品券」の発行を計画している自治体が多数あり、例えば、東京都港区では額面5百円の商品券22枚つづり(1万1千円分)を1万円で販売する予定があるそうです。
なお、支給開始は年度内を目指すとのことですが、それを待たずして景気が上向くことを願うばかりです。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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[厄除け祈願あれやこれや]
私の実家のすぐそばに塩澤寺というお寺があります。普段は訪れる人も少なくひっそりとしていて、子供の頃は境内や裏山でかくれんぼやセミ採りをして遊んだものです。最近では裏山の遊歩道が整備され、歩いて20分程の小高い頂上まで登ると、甲府盆地が一望できて、格好の散歩コースとなっています。
そんな静かなお寺ですが、1年に一度だけ、いつもの静けさとは打って変わって、大勢の参詣者で賑わう日があります。普段は耳の聞こえないお地蔵さんが、2月13日の真夜中に耳が聞こえるようになるとの言い伝えから、2月13日から14日にかけて、市内はもとより遠方からも厄除け祈願に多くの人が訪れるからです。
お寺に近い私の家には、当日お祭りに便乗した来客が後を絶たず、しかもお寺周辺は交通規制が敷かれるので、学校から家に帰るのも一苦労、子供心にはちょっと気の重い一日でした。でもお祭りには食べ物がつきもの、屋台で買ってもらう綿菓子やピーナツ入りの飴菓子、お供えのお団子をみたらし団子にして食べたことなど、今ではみんな懐かしい思い出です。大人になってからというもの、この時期に帰省したことがなく、最近の様子はわかりませんが、ネットでみてみたら10万人近い人出とのことなので、かなりの賑わいは続いているようです。
毎年欠かさずお参りに行く両親は、厄除けの破魔矢やお守りを送ってくれますが、今年は25歳の厄年に当たる孫のため、一段と念入りに厄除け祈願をしてくれることでしょう。
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□□今週の税金クイズ□□ 正解は次回発表しますねー。
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[問題]
次のうち、所得税の非課税所得に該当するものはどれでしょうか?
@損害保険契約に係る満期返戻金
A遺族基礎年金および遺族厚生年金
Bオープン型証券投資信託の普通分配金
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
次のうち明治時代にあった税金はどれでしょうか?
@うさぎ税
Aたぬき税
Bきつね税
[正解]@
明治時代はうさぎ1羽につき1円(月額)の税金を納めていました。当時は、外国からどんどん珍しいうさぎが入ってきせいか、うさぎでひと儲けしようという人がたくさん出てきて、うさぎの値段がどんどん高くなり、その値段を下げるために税金がかけられたようです。
その他には、馬税として1頭につき3円(年額)の税金を納めていました。しかし、現在では動物に税金がかかる法律はありません。
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☆今週号の編集責任者は 須田雅代 & 佐原哲也 でした。
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