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□□今週の一言□□
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おはようございます。暑い日が続くとプールや海が恋しくなりますね。私(斉藤)は先日、水着を買いに行ってきました。既に気持ちは海です。今年は水浴び行きまくるぞー!
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□□税務豆知識□□
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<年金の二重課税>
少し前にニュースでも取り上げられていましたが、夫が死亡し妻が受け取った年金に対する課税について最高裁で二重課税である旨の判決がありました。これは「年金払い生活保障特約付き終身保険」と呼ばれる保険契約について相続税と所得税がかかることが二重課税にあたるのではないか、という点について争われたものです。
「年金払い生活保障特約付き終身保険」とは、保険をかけられた人が死亡した時に支払われる保険金を遺族などの受取人が一時金と年金に分けて受け取れる生命保険をいい「収入保障保険」や「家族収入保険」などとも呼ばれます。年金部分は10年など一定期間、毎年決まった額を受け取れるという保険契約です。
二重課税が問題となったのは遺族が受ける年金の部分で、例えば保険を契約した夫が死亡し、年金を妻が受けることとなった場合、判決前までは
@夫の死亡後、妻は年金をもらう権利を夫から相続したとして、もらえる年金の総額×一定割合が<相続税の課税対象>となる。
Aその後、妻が実際に年金を受け取った場合にはその年金は妻の所得を構成し、<所得税の課税対象>となる。
とされていました。この@とAが同じものを課税対象としているとして争われ、二重課税だという判決が今回下されました。
この判決により所得税がかかっていた部分については還付請求をする事により過去5年を限度として還付する、5年以上前の部分についても必要な措置を講ずる、という発表が国税庁HPでされました。
私が所得税・相続税の勉強をしていた頃はこの権利と年金について、相続税の課税対象はリンゴの幹、所得税の課税対象はリンゴの実、という例えがされていましたが、その考えが覆される判決となりました。
この判決を受けて今後どのような措置がとられるのか、また実務にどのような影響があるのか。今後も目が離せません。
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□□あれやこれや一口コラム□□
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<聞き耳>
通勤ラッシュの車内に響く女子高生の声。
ひどい人いきれの中、キャンキャンこだまする会話は、かなり耳障り。というのは、会話の端々に見られる「お前」とか「・・・ねぇよ」という言葉に、柄の悪さを感じるからなのですが、その声の大きさも半端ない。
「あの(女子高生の)大きな声が、自分がここにいることをアピールしている悲鳴に聞こえる」と、ある人は表現していましたが、そうまでして自分の存在感を示さなくてはならない程、自分に自信なく生きているのだと考えれば、芽生えるのは少しばかりの同情。温かい目(耳か?)で見守ることもできようもの。
武蔵野線の車内で、隣に座った男子学生2人の会話は、酔っていたこともあってか結構過激で、ここは君ん家か!(公衆の面前だぞ、ここは)、とツッコミを入れつつ、笑いを堪えるのに必死でしたが、その会話の仕方はというと、まるで女子。
埼京線内にもそんな女子な会話をしている男性社会人2人がいて、下手をすると、オネエ?と思われなくもない言葉遣いの数々に、少しばかりのカルチャーショック。
パスタ屋でランチをとっていたとき、両側をご年配の婦人に囲まれ、あ〜、武蔵野市だなぁ、と思いつつ、耳に入ってくる会話は、方や「お墓」や「家族」の話(まぁ、普通だな)、方や「ダイエットと下着」談義。
つい、何ヶ月前まではウエストが60なかったのに、毎月1kgずつ太って、今やMサイズも着られなくなって、大変らしい。下着も高いのに、ワ○ールのもの(その辺の安いものよりずっと保ちが良いそうです)にしたのだそうで、そんな話を繰り返すこと3回。サイズまで分かってしまいました。
女子はどんどん男性化して肉食と呼ばれるようになり、男子はすっかり牙を抜かれて草食化し、ご年配の婦人は、ダイエット話に花を咲かせ。。。
価値観の変化、時代の変遷を日々目の当たりにし、こうして聞き耳を立てている自分を振り返りながら、外でする会話には気をつけよう、と自戒するのです。
壁に耳あり、障子に目あり。お気をつけあれ。
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□□今週の税金クイズ□□
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[問題]
普通自動車を買ったときにかかる自動車取得税の税率は、次のうちどれでしょうか?
@10%
A5%
B1%
正解が気になる方はこちら↓
http://www.suda.gr.jp/quiz.html
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□□先週の税金クイズの解答発表!□□
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[問題]
会社が既に退職している元従業員に結婚祝い金を出した場合、これは税法上の交際費に該当するでしょうか?
@該当する
A該当しない
[正解]A
租税特別措置法関係通達において、法人が従業員の慶弔等に際して支給する金品については交際費に該当しないとされており、さらに、その従業員には従業員であった者も含む、と定められています。
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☆今週号の編集責任者は 齋藤直樹 & 谷村和美 でした。
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